永遠 〜とこしえ〜
今回は、この取材の現場にもバラバラに現れた微妙な仲のユニット、「永遠 〜とこしえ〜」が登場。彼らがふたりで歌う理由とは?

……まず、結成のいきさつを教えてください。
タカちゃん「同じ高校の同級生で、高校1年の時にユニットを結成しました。結成当時はふたりともプロ志向があったんだけれど、どうもしっくりこなくて、一度解散して。僕が勝手に嫌になってしまってね」
……そうなんですか?
コウちゃん「はい。僕は振られてしまったんです(笑)」
タカちゃん「その後、僕はお笑いに走って、同じ学校なのにも関わらず、廊下ですれ違ってもお互い目も合わさない日々が続くんです。約1年ほどの間」
……なんでそんなことになってしまったんですか?
タカちゃん「たぶんね、音楽がなかったら相性が合わないふたりなんですよ。ライヴや練習で音や声を出していない時は、一緒にいても共通点すらないし」
……そうなんですか。ではなぜ再結成されたんですか?
コウちゃん「解散してでもやっぱりユニットがやりたくて、何度か別の人と試してみたんですね。でも、やっぱりタカちゃんが良くって…。声も、ふたりで作るハーモニーも、タカちゃんじゃないとダメで。タカちゃんが欲しかったんです(笑)。それで、タカちゃんを呼び戻すために『永 〜とこしえ〜』という曲を作ってタカちゃんの前で歌ったんです」
……感動的ですね! それを聴いてタカちゃんはどう思われたんですか?
タカちゃん「本当に感動しましたよ。サナダくん(コウちゃん)のことが嫌になって、勝手に逃げたのは僕なのに、「永遠に一緒に歌っていきたい」みたいな歌詞が詰まったその曲を聴いて本当に胸が熱くなりましたね。人にそこまで想われることって、なかなかないじゃないですか? そこまで想ってくれてるんやったら“またふたりで頑張ってみよう”と思えましたね」
……なんか恋愛みたいですね(笑)。でも、ユニット活動って恋愛に似ているのかもしれませんね。
タカちゃん「本当にそうかも」
……活動を再開してからふたりの関係は上手くいっているんですか?
タカちゃん「どうかなぁ(笑)。やっぱり合わないところは合わへんから、合わないところを見つけても悩まず追求せず、見て見ないフリをするんです。ライヴをやっている時、ストリート活動をしているふたり、つまり声を出している時のふたりは、誰にも負けないほど相性がいいし、最強のふたりだと思う。それだけでいいんじゃないかな? と思う」
コウちゃん「そうやな。それが僕ら「永 〜とこしえ〜」を上手く運営していく唯一の秘訣かもな。普段は見て見ないフリ、でもライヴをやった達成感でお互いの嫌な部分を忘れる。その繰り返しかな」
タカちゃん「僕らは“歌”というギリギリのところで結ばれてるんです。他言はいらない。いろいろあるけれど歌さえあれば、僕らは永遠に結ばれていくと思う」
interview & writing by T.Muraguchi
photograph by S.Nakajima(STUDIO713)



