2004.12.20発行 | CH WRITER REPORT | 九州版

【KABUKI】十一月博多座大歌舞伎 通し狂言『南総里見八犬伝』

福岡の芸能の発信地、博多座にて歌舞伎『南総里見八犬伝』が行われた。何となく敷居が高く、若い世代にはあまり馴染みがないイメージの歌舞伎。しかし、勇気を出して一歩を踏み出してみると、歌舞伎を観たことがない人にも分かりやすいよう工夫が施されていたり、時事ネタや、流行のお笑いネタを織り交ぜ私たちを楽しませてくれる。観劇後に、歌舞伎に対するイメージがすっかり変わったと驚いていたふたりが、歌舞伎観劇レポートをお届けします。

もぅ一度観たいです!!

REPORT BY AYANO TANAKA

"南総里見八犬伝"は江戸時代の戯作者、滝沢馬琴が28年もの歳月をかけて書き上げた長編伝奇小説です。今回は"3S"(スピード・ストーリー・スペクタクル)が揃った、見せ場連続のとても新鮮な舞台でした。宙返りと側転の連発、更に火花も散ります!!特に印象に残ったのは、場内を悠々と高く飛びながら縦断する「葛篭(つづら)抜け」(宙乗り)で、これが出ると場内の盛り上がりも最高潮に達します。色鮮やかな衣装や仕掛けもいっぱいの舞台装置も見所の一つです。話もテンポ良く進み、私は感動して舞台にずっと釘付けでした。歌舞伎は、私たちに馴染み深いものではないし、文語だから難しそうと思っている人も、是非一度、観てみて下さい。百聞は一見にしかずですよ!!

古典が苦手でも楽しめる!!

REPORT BY MISAO YUUKI

観る前は、歌舞伎はお年寄りの娯楽だと思っていました。しかし、目が離せない展開の早い演技、豪華な演出、和楽器の音楽などがうまく調和していて、とても美しかったです。さらに、歌舞伎ならではの、男性が女性を演じる女形や、ひとりの役者さんが一瞬で他の役になって出てくる"早替わり"、役者さんを三階席の高さから宙吊りにして動かす"宙乗り"など、観ていてとても楽しかったです。ストーリーの方も、普通に聞いていると、よく分からないところもありますが、"イヤホンガイド"という解説が聞ける機械を借りられるので、充分楽しめます。やっぱり、観ている人は年配の人が多かったけど、そんなのが気にならない位に夢中になれる舞台でした。

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