The Pistons
「これは運命じゃねぇの!? ってことで解散を取り止めました」(G.鈴木)

……まず、バンド結成のいきさつを教えてください。
鈴木(G.)「最初は小野とふたりで漫画家になろうとしていたんですが挫折してしまって、じゃあ音楽でひと花咲かせようよってことになりまして、始めました」
……4人とも同じ中学出身だそうですが、山田君と佐々木君が加わったのは?
山田(B.)「実はふたりが音楽やってることさえ知らなかったんです。僕はもともとギターをやっていたんですけど、ベースかドラムで入ってくれと頼まれました」
小野(Vo.&G.)「教えてなかったんですよ。なんか恥ずかしくて、ふたりで路上ライヴをする時も地元から遠く離れた場所を選んでました(笑)」
佐々木(Dr.)「僕なんか個人的にはギターが少しできるくらいだったのに、山田君の後で入ったのでドラムしか空いてなくて。もちろんいきなりドラムはできないから、最初はタンバリンやボンゴ担当でした」
鈴木「まぁ、みんな空いてるところにハメていった感じですよね(笑)」
……そうして見事に4人揃った訳ですが、音楽に対してのこだわりは?
鈴木「俺は、歌詞はその時の瞬間的な感情をノンフィクションで、曲はちょっとメルヘンチックに♪ 僕らには目指しているミュージシャンもいないし、誰かみたいになりたいなんてことは全然思ってないんです」
小野「誰かの真似はしたくないです。俺が気を付けているのはただ、前にあったようなアプローチの仕方は避けるとか、そんな基本的なことですよ。あとはホントにその時々の感情でいろんな曲ができるし、決まったこだわりはないですね。曲はだいたい俺と鈴木が作ってますけど、佐々木が時々気まぐれで作ってきます(笑)。山田は1回作ったらしいけど聴かせてくれないんですよ!」
山田「…だって恥ずかしいじゃないですか」
全員「(爆笑)」
……みなさんはこれまでに解散の危機もあったとか?
鈴木「はい。佐々木が入る前の3人の時だったんですけど解散することが決まって最後のライヴという日に、出番が終わってからの15分間でCD制作やテレビ出演などのオイシイ話を一気にいただいて…おいおいこれは運命じゃねぇの!? ってことですぐに解散を取り止めました(笑)。その時に作ったCDがきっかけで今の事務所(ソニー・ミュージックアーティスツ)でお世話になることが決まったんですが、それが解散取り止めライヴからちょうど1年後の同じ日で、またちょっと“運命チック”みたいな♪」
……解散しようとした理由は何だったんですか?
小野「不仲です!」
佐々木「その後に僕が入ったので、僕が仲を取り持っています…まぁ、はい(笑)」
小野「何照れてんだよ!? 「まぁ、はい」って(笑)」
……全く不仲には見えないですけど(笑)。ライヴで必ず4人ですることって何かありますか?
佐々木「始まる前に4人で手を合わせて「今日はやるぞー」とか「お前らいいかぁ」みたいなことを言って、最後にみんなで「ピ~スト~ンズ~♪」って言います」
小野「小っちゃな声でね(笑)」
……そんな楽しそうなみなさんももうすぐ高校卒業ですが、今後の目標は?
山田「僕の家からは東京ドームが近いので、東京ドームまでチャリで行ってライヴをやって、チャリで帰ってみたいと思います」
小野「それは冗談としても(笑)、東京ドームでのライヴは絶対やりたいです! 国民的バンドになって、ヒューヒュー言われたいよね(笑)」
……では逆に、これからもますます成長していくと思いますが、今と変わりたくない部分はどこですか?
鈴木「勢いというか、童心を失わないように、精神年齢は15歳から止めています」
小野「カッコつけるバンドにはなりたくないね。どんな状況でも謙虚な態度で、音楽はやりたいことをやっていきたい」
……では最後に読者にメッセージをお願いします。
鈴木「毎週日曜、代々木公園で路上ライヴをやっているので観に来てください!!」
photograph by H.Take



