2005.5.20発行 | CH WRITER REPORT | 大阪版
【MOVIE】『ザ・インタープリター』
191カ国が加盟する国際連合。事件は国連通訳・シルヴィアがマトボ共和国で独裁政治を行う国王の暗殺を偶然耳にしたことから始まる。家族を失った悲しみを背負いながら生きる国連通訳・シルヴィアと、愛する妻を失ったシークレット・サービス、ケラーの切なく胸を打つサスペンス・ドラマ。映画史上初めて国連での撮影に成功し、終始緊張感のあるニコール・キッドマン、ショーン・ペンの迫真の演技にも注目してもらいたい。
友情も愛情も通り越した関係
REPORT BY TSUBASA SHIMANO
“サスペンス”と“感動”という全く対のエッセンスがバランス良く盛り込まれた映画でした。“サスペンス”の方では、ニコール・キッドマン扮する主人公・シルヴィアの周りで次々と起こる不可解な事件と、彼女を取り巻く謎の人間関係が徐々に紐解くように明かされていく表現がとても良かったです。一方の“感動”の方は、互いに心の底に悲しみを抱えるふたりの微妙な関係の描写が良かったです。特に、シークレット・サービスという仕事を通り越して、どんな危険からもシルヴィアを守ったり、シルヴィアに心から生きて欲しいと願うショーン・ペン扮するケラーの姿には感動。友人とも恋人とも言えないふたりの深い関係に注目して観て下さい☆




