遼花
「修正の効かない、その瞬間の音楽を
リアルに感じられるライヴが好き」
……遼花さんが音楽活動を始めたキッカケは何ですか?
「4歳からピアノを習っていたし、物心ついた時から音楽は身近にありました。小学校6年くらいの時に割とロックを好んで聴くようになってからは、ミュージシャンっていう職業は知らないけど、漠然とずっと音楽をやっていきたいなぁ、とは思っていました。それから簡単な詞みたいなのを書くようになって、中学に入ってからは音楽に対しての意識もしっかり持ち始めて、やっと曲を作るようになって…。でも当時通っていた学校は中高一貫のとても厳しい進学校で、活動が制限されてしまうんですよね。ライヴなんて絶対に禁止。自分を表現する方法をせっかく見つけたのに許されないことが耐えられなくて、一時期音楽活動を休止し、受験勉強に専念して別の高校を受験しました。今は希望していた高校に入れたし、ギターも始めたのでガンガン活動しています」
……当然毎日高校に通っているのに、ライヴのペースがすごくないですか?
「今は月に3、4回くらいのペースですけど、これまでに一週間に4回ライヴをやったこともありますよ(笑)。基本的にオリジナル曲のみですが、たまにすごくお気に入りの曲があればコピーも入れてみたり。深い話になりますけど、最近CDがあまり売れなくなってるし違法コピーなんて問題もあるし、作る側だっていくらでも音や声を修正できたりするじゃないですか。私は純粋に音楽を聴きたいし、歌っていきたい。だから修正の効かない、その瞬間の音楽をリアルに感じられるライヴが好きなんです」
……音楽活動への熱意、ライヴへのこだわりなど本当に芯が強いんですね。
「頑固者なんです(笑)。勉強でも何でも「こうするべき」って頭から決められるのが嫌で、ギターだって自己流で弾いてるからめちゃくちゃ(笑)。でもライヴに出てバンドでギターをやっている人と仲良くなると「こうするとカッコいいよ」って教えてもらえるんです。今もライヴは本当に楽しいけど、もっとギターが上手く弾けるようになって、ギターを通していろんな表現がしたい。同年代の女の子だけが共感できるような曲じゃなくて、もっと意味の広い曲を作って、たくさんのお客さんに聴いてもらいたいです」
……今後の活躍が楽しみですね。最後に読者へのメッセージをお願いします。
「今(高校時代)って、将来のことで迷ったり悩んだりすることがよくあるし、親や周りからもいろんなことを言われたり、それぞれいろんな環境の中にいると思います。私は学校も厳しく親にも反対されて音楽活動ができなかった時期があったけど、どうしてもやりたいことだから自分で音楽ができる環境にしてきました。今は両親とも応援してくれているし、今までの私の行動を見て納得してくれたことが本当に嬉しいです。だから、誰かに言われて流されたり環境のせいにするんじゃなくて、自分が本当にやりたいことを本気でやっていきましょう」
photographs by H.Take



