2006.3.20発行 | CH WRITER REPORT | 東京版

【MOVIE】『家の鍵』

第61回ヴェネチア国際映画祭で3部門を受賞し、イタリア本国では65万人を超す動員を記録して大ヒット。障害を持つ息子と現実から逃げていた父親が15年ぶりに再会し、戸惑いながらも確実に距離が縮まっていく。その姿に誰もが心温まり、込み上げる感情に震えるイタリア映画の新たな名作だ。親子の絆の強さに感激していた高校生ライターも、自分の家族や傍にいる人を想った様子。

心で感じる映画『家の鍵』

REPORT BY RAKKO

この映画は、喜び、悲しみ、怒り、不安…あらゆる感情が言葉ではなく表情、特に眼から痛いほど伝わってくる。だからこそ、観た後は何とも言えぬ震えるような強い温もりに満ちていた。親と子が互いを愛することが当たり前ではなくなった現代。悩み、戸惑いながら、しかし真っ直ぐに向き合う親子は愛という絆がどれほど強く、掛け替えのないものなのかを教えてくれた。また、親の強さと深い愛情、誰に頼ることも終わることもない苦悩を観て胸がうずいた。いつも傍にいてくれる人にありがとうと言おう! 素直にそう思った。

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