2006.3.20発行 | HIGH MIND FILE | 大阪版

SUNNY BOY

「何かを伝えられることが嬉しい。
落ち込んでいる人を励ましたり、怒っている人を笑わせたり、
もっと感情を動かせるようになりたい」(Vo.&B.健一)

……まず、みなさんがバンドを始めようと思ったきっかけを聞かせて下さい。

健一(Vo.&B.)「中2の時に地元の先輩バンドのライヴを観たのがきっかけです。衝撃を受けて、とにかく俺もステージに立ちたいって衝動に駆られました!」
学(G.&Cho.)「もともと音楽が好きで、健一と同じように地元の先輩バンドのライヴを観たのがきっかけです」
翼(Dr.&Vo.)「中学の時にブラスバンド部の女の子が講堂でドラムを叩いていて、その音が心にドーンと響いたんです。“俺もこんな風に叩けたらめっちゃカッコいいなぁ”と思って。ドラムの基礎をその女の子に教えてもらいつつ、高校に入ってからはひとりで音楽室やスタジオに通って練習しました」

……そんな3人から成るSUNNY BOYは昨年4月に結成され、その2カ月後には早くも自主制作CDを完成と、ものすごいハイペースで活動されていて驚きました。

健一「周りの同年代のバンドがみんなオリジナル曲を持っている中、自分たちのバンドだけ音源がないのは遅れをとっている感じがしていて…。あと先輩のフォローもあったので結成してから短期間でレコーディングに臨むことができました」
学「先輩がいなかったら順調にバンド活動できてなかったと思う。僕らはきちんと教えてくれる人がいて環境に恵まれていると思います」

……先輩の影響が大きいんですね。今年の2月には新ドラマーとして翼さんが加入されましたがどういった経緯で入ることになったんですか?

翼「高校を卒業したら音楽に専念するって決めていた矢先に組んでいたバンドが解散して…。ちょうど同じタイミングでSUNNY BOYのドラムが脱退することを聞いて、昔からふたりと仲も良かったので入ることになりました」

……自主制作CD『桜咲く時あの場所へ/Cat』もそうですが、SUNNY BOYの曲って悲しみを抱きながらも前に進んでいく強さがありますよね。情景の浮かぶ詞もとても美しく印象的でした。

健一「前向きなのは僕が深く考えない性格だからなのかも(笑)。あと、小さい頃から漫画や小説が好きで特にストーリー性のあるものが好きだったんです。歌詞はそこから受けた影響や自分の想像、体験談も含まれていますね。楽しみながら書いています」

……健一さんの書く歌詞には必ず“君”が登場するんですよね。

健一「そうですね。ひとりの歌にしたくないっていう気持ちを持っていて。相手に押しつけるのでなく、聴いている“君”と何らかの考え方を共感できたらいいなと思っています。“こうしよう!”じゃなくて、“こういう方法もあるよ”って提示できるように意識して書いています」
翼「歌詞はね、ほんとSUNNY BOYの武器だと思いますね」

……ライヴもアットホームで評判だとお聞きしました。

翼「みせますよ! 楽しませる自信はあります。最近では、1度ライヴを観に来てくれた方が友だちを連れて来てくれて、お客さんも徐々に増えてきています」
学「前まで演奏することだけに必死になっていて余裕もなかったけど、最近はライヴの見せ方や曲の繋ぎ方にもこだわれるようになってきたんです。自分自身が落ち込みやすい性格なので、ライヴで何か元気になれるきっかけを作ってあげたいです」
健一「やりたいことが見つからない人はライヴに来て欲しいですね。ライヴに行って好きなバンドに出会えたら、そのバンドのためにバイトを始めて、お給料でライヴチケットを買ったり、CDを買ったり…立派な生き甲斐ができると思うんです。だから僕らも誰かの何かを見つけるきっかけになりたいですね」

……新生SUNNY BOYの今後の目標はありますか?

学「世代やジャンルの枠を超えて多くの人に僕らの曲を聴いてもらいたいですね」
健一「その部分は試行錯誤していますね。全員でいろんなジャンルの音楽を聴いて日々勉強しています」

……では、最後にバンドをやっていて得たものを聞かせて下さい。

翼「いろんな人との出会いですね。お客さんも、他のバンドマンも、もちろんメンバーも。そこから得るものは大きい。あと、これだけ自分が集中できるものが見つかって本当に良かった。音楽がなかったらきっと家で寝転がって、だらだら過ごしてたと思うから」
学「ほとんど翼に言われちゃったんですけど。バンドを組んでからもっと生活が楽しくなった。やりたいことができるっていうのは本当に楽しい」
健一「自分が何かを伝えられることが嬉しいですね。落ち込んでいる人を励ましたり、怒っている人を笑わせたり、もっと感情を動かせるようになりたい。ライヴハウスのみんなが笑顔でいてくれるような空間を作り上げるのが理想です」

photographs by STUDIO 713


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