2006.4.20発行 | CH WRITER REPORT | 九州版 | 東京版

【MOVIE】『戦場のアリア』

時は第一次世界大戦中、極限状態の中で闘う兵士たちが愛する家族と離れて迎えるクリスマスの夜。兵士としてその場にいたテノール歌手の素晴らしい歌声をきっかけに、敵同士が乾杯を交わし友好を結ぶという奇跡が起きた…。実際にあったこの出来事は、後に“クリスマス休戦”と言われて語り継がれ、いつの時代も変わることのない音楽の素晴らしさや、人を愛する気持ちを教えてくれた。

聖なる夜に起こった奇跡

REPORT BY KYANAI

兵士たちが自分や仲間を守るため、国を勝利に導くために戦う姿に心が痛みました。そんな中、クリスマスの夜に起こった出来事は本当に奇跡! ドイツ人テノール歌手の素晴らしい歌声をきっかけに敵兵たちが友好を結び、「クリスマス休戦」と呼ばれた感動的な時間。そこには国境はなく、兵士たちの人間味に溢れた愛があり、友情がありました。人間が相手を思いやる美しい心、大切な人を失う悲しさ…。テノール歌手の歌声が、戦争の無念さや兵士たちに定められた過酷な運命を一層引き立てていて、心に響く実話だと思いました。

心に響きわたる歌声

REPORT BY RAKKO

「I’m dreaming home——. 」兵士たちが歌っていたこの詞は、彼らの切なる祈りのようだった。そのメロディーは明るく、悲惨な戦場にいた彼らの唯一の光にも見えた。私が強く感じたメッセージは、人ではなく戦争という行為を憎み、二度とあのような悲しみの連鎖を生み出してはならないということ。また、戦いの犠牲になった、音楽や家族を心から愛し、時代に翻弄されながらも自らの意思を強く抱き続けた人々を忘れてはならないと思った。聖なる夜の温かな奇跡と戦争の事実をあなたの目で観て欲しい。

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