2006.5.20発行 | HIGH MIND FILE | 東京版

Drop Beaver Cutter(ドロップ ビーバー カッター)

「一番の基本だと思うんですよ、自分たちが
面白いか、楽しめているかって」(G.石谷)

……みなさんは別々の中学校出身で、高校1年の4月に軽音部で知り合ってバンドを結成されたそうですが、それぞれ過去に音楽活動の経験はあったのですか?

吉川(Dr.)「実はまったくありません。私はとりあえず自分に何か取得が欲しくて、ドラムに興味を持ったので始めてみました。当然ですけど思っていたよりかなり難しくて、軽い勢いで始めた自分にびっくり(笑)」
石谷(G.)「私もただ「GO!GO!7188」が好きだから、という理由でしたね(笑)。軽音部に入りたい! 私もミュージシャンになりたい! という強い願望を持っていた訳じゃなかったです」
大滝(Vo.)「恥ずかしながら、最初は私も同じくらいの意識でした。ギターもカッコいいからやってみたいな、となんとなく思っていたし、歌うことだってカラオケでみんなでワイワイ盛り上がるのが好きという程度」
佐藤(B.)「私は中学時代に弦楽部に入っていたから、楽器は身近でしたけど、まさかこのメンバーでバンドが成り立つなんて(笑)」

……それでも結成から約2年、メンバーの脱退や解散もなく継続しているということは、何か理由があるんでしょうね。

吉川「それぞれのキャラクターがいい意味で気持ち悪い(笑)。難しいドラムだって辞めたいと思ったことが一度もないのは、このメンバーだからかも知れないです」
石谷「単純に“楽しいし、面白い”んです。評論家っぽく“音楽性がどう”とか、難しい言葉で説明がつくようなことじゃないですね。でも一番の基本だと思うんですよ、自分たちが面白いか、楽しめているかって。本当は2年もやっていると、いろんな問題や解散の危機もありましたよ。例えば私が他の部活と両立していて、大変だからバンドを辞めようかと悩んだ時もありましたが、メンバーと話し合って解決してきました。今ではこの4人でいることが当たり前のように感じます」
大滝「辞められたら困りますよ! とにかくみんないい子なんです。それじゃダメなのかな…。一緒にいると自然体になれて、お互いが信頼できる子だって安心できる。だから続いているんだと思います。普段こんな話はしないから恥ずかしいし伝えにくいですけど(笑)」

……暗黙の了解というか、このメンバーで時間をかけて作られてきた関係なんですね。では曲や詞に関しては?

佐藤「詞については誰が担当、ということはなく、その時々でメンバーの誰かが書いていて、曲は今のところ私が作っています。だから詞はいろんなテイストがありますが、曲調はバラードのようなゆったりした雰囲気のものが多いと思いますね。いつも私が基本のメロディーを作ってきて、そこからみんなでアレンジを加えますが、みんなには「テンポの速い、軽快な感じの曲も欲しい」と言われたりもします。オリジナルの曲数もまだまだ少ないし、そこはこれから広げていきたい部分ですね」

……また新たなDrop Beaver Cutterが見れるかも知れないですね。では今後の展望として、4人が考えていることを聞かせてください。

佐藤「みんなで曲を作っていると、たまに神様が降りてくるんですよ(笑)。不思議なくらい、ものすごい勢いで曲ができていく。そんな瞬間は本当に気持ちいいですね。だからこれからそれぞれの技術にも磨きをかけて、これまでやったことのないようなテイストの曲にもどんどん挑戦していきたいと思っています」
大滝「早くオリジナル曲だけで盛り上がるライヴができるようになりたい!」
吉川「観る側としてもライヴが熱いバンドっていいなって思うからね」

photograph by H.Take

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